「食料の備蓄が大切なのはわかってるけど、なにから始めればいいのかわからない」とつい後回しにしていませんか?
この記事では、そんなあなたのためにおすすめの備蓄食料10選と、今日からできる備蓄のはじめ方を教えます!これを読めば「家族のために自分でしっかり備えられている」という自信と安心感が手に入ります。もしものときに「あのとき備えててよかった」と思える備えを始めませんか。
・備蓄におすすめな食品がわかり、災害に備えられる
・ローリングストックの始め方やコツがわかる
食料備蓄のキホン

災害への備えは、いつ来るか分からない不安を解消するためにとても重要です。まずは、食料備蓄の基本的な考え方から確認しましょう。
災害時にライフラインは止まる
南海トラフ地震のような大規模な災害では、電気、ガス、水道といったライフラインが停止する可能性があります。普段通りの生活ができなくなるため、食料の確保が非常に大切になります。水や食料が手に入りにくい状況が続くことも想定しておきましょう。
食料の備蓄は最低3日分が基本
災害発生後、救助や支援物資が届くまでに時間がかかります。そのため、最低でも3日分の食料と水を備蓄することが推奨されています。 できれば、1週間分あるとより安心できるので、可能なら用意しておくといいでしょう。ご自身の家族構成に合わせて量を調整してください。
スーパーの食品でも備蓄はできる
特別な非常食でなくても、普段から利用しているスーパーで手軽に備蓄食料を揃えることができます。保存期間が長く、常温保存できるものを意識して選びましょう。日頃から少し多めに購入しておくことで、無理なく備えを進められます。
農林水産省「家庭備蓄ポータル:災害時に備えた食品ストックガイド」
備蓄におすすめの食料10選

ここでは、災害時に役立つおすすめの食料を10種類ご紹介します。ご自身の家族に合わせた備蓄を始める際の参考にしてください。
水・飲料水
水は生命維持に不可欠なものです。1人1日3リットルを目安に、最低3日分、できれば1週間分を備蓄してください。長期保存が可能なペットボトル入りの飲料水を用意するといいでしょう。 飲料水だけでなく、生活用水としても活用できます。断水時には特に重要になります。
レトルトごはん・アルファ米
お湯や水を加えるだけで食べられるアルファ米や、温めるだけで手軽に食べられるレトルトごはんは、非常時の主食として大変便利です。種類も豊富で、味のバリエーションも楽しめます。普段から食べ慣れているものを選んでおくと、災害時も安心して食事ができます。
缶詰(魚・肉・野菜)
缶詰は保存期間が長く、そのまま食べられるため備蓄食料として非常に優れています。魚や肉の缶詰はタンパク源になり、野菜の缶詰は栄養補給に役立ちます。開けてすぐに食べられる手軽さも魅力の一つです。 普段使いしながら補充するといいでしょう。
レトルト食品(カレー・丼など)
レトルトカレーやレトルト丼の素は、温めなくても食べられるものが多いです。調理の手間が省け、ご飯と一緒に手軽に食事ができます。お子さんが好きな味を選んでおくと、非常時でも食欲を保ちやすくなります。 種類をいくつか用意しておくと飽きずに食べられます。
フリーズドライ食品(味噌汁・スープ)
フリーズドライの味噌汁やスープは、お湯を注ぐだけで温かい食事ができます。体が温まることで、心も落ち着きます。 軽量でかさばらないため、備蓄スペースを取りません。栄養バランスを考えたものを選ぶといいでしょう。
パン・クラッカーの保存食
長期保存が可能なパンの缶詰やクラッカーは、主食として活用できます。開封後も比較的日持ちするものが多いです。水がなくても食べやすい点がメリットです。 お子さんが食べやすい味を選ぶことをおすすめします。
麺類(乾麺・即席麺)
乾麺や即席麺は、お湯があれば調理できるため、備蓄食料として人気があります。特に、カップ麺は器も不要で手軽に食べられます。温かい麺類は、非常時の不安な気持ちを和らげる効果もあります。 普段から食べ慣れているものを備蓄しましょう。
お菓子(子ども向け・ストレス緩和)
お菓子は、非常時のストレス軽減に役立ちます。特に、お子さんがいるご家庭では、普段食べ慣れているお菓子を備蓄するといいでしょう。チョコレートやビスケットなど、高カロリーで手軽にエネルギー補給ができるものがおすすめです。
栄養補助食品(ゼリー・バー)
栄養補助食品は、手軽に栄養を補給できるため、災害時に非常に重宝します。食欲がない時でも口にしやすく、不足しがちなビタミンやミネラルを補えます。 非常用としてだけでなく、普段の生活でも活用できます。賞味期限の長いものを選びましょう。
ペットフード(ペットがいる家庭)
ご自宅にペットがいる場合は、ペットフードの備蓄も忘れないでください。人間用の食料と同様に、最低3日分、できれば1週間分を用意しましょう。普段与えているフードを備蓄すると安心です。 水やトイレシートなども含めて準備してください。
食料を備蓄する2つの方法

食料を備蓄する方法は主に2つあります。ご自身のライフスタイルに合った方法を選びましょう。
長期保存食をまとめて買う
長期保存食は、その名の通り保存期間が非常に長く、まとめて購入すれば手間が少ない方法です。5年や7年保存できるものが多く、一度購入すればしばらく買い替えの必要がありません。 防災セットとして販売されているものもあります。長期保存食をまとめて購入するメリットはほかにもあります。それは明日来るかもしれない災害にもすぐに備えられるという点です。
このあと説明するローリングストックには少しずつ無理なく災害に備えられるというメリットがあります。しかし、ローリングストックを始めてすぐに災害が発生したら、ほとんど備えがない状態で被災してしまいます。もちろん「備えがゼロ」よりも物資的にも精神的にも何倍もマシです。それでも心もとなく感じるのは私だけではないはず。
長期保存食をまとめて揃えておけば、文字通り「いつ災害が起きても大丈夫」という安心感が得られるのです。そのため、長期保存食をまとめ買いしておくのはとてもおすすめです。
長期保存食に限らず、その他の防災グッズも揃えておけばより盤石です。気になる方はオールインワン型防災リュックも検討してみましょう。

普段の食事に取り入れるローリングストック
ローリングストックは、普段食べている食品を少し多めに購入し、消費しながら補充していく方法です。これにより、常に一定量の食料が家庭にあり、賞味期限切れを防げます。非常時にも慣れた味の食料が食べられるため、ストレス軽減にもつながります。
無理せずシンプルにローリングストックを続けるコツ

ローリングストックを継続するためには、無理のない工夫が大切です。ぜひ、これらのコツを参考にしてください。
賞味期限が短いものは「食べて補充」がおすすめ
賞味期限が短い食品は、日常的に消費して補充していくことを心がけてください。例えば、缶詰やレトルト食品は、普段の食事に積極的に取り入れましょう。これにより、食品ロスを防ぎ、常に新鮮な備蓄を保てます。
賞味期限が2週間以上あるものは「管理対象」としてチェック
賞味期限が比較的長い食品は、ストック場所にまとめて管理するといいでしょう。定期的に賞味期限を確認し、期限が近づいたものから消費していくサイクルを作ります。 見える場所にリストを貼っておくのもおすすめです。
スマホで管理 or チェックシートを活用
備蓄品の管理には、スマートフォンのアプリや簡単なチェックシートが便利です。購入日と賞味期限を記録しておけば、期限切れを防げます。 デジタルツールが苦手な方は、手書きのリストでも十分です。無理なく続けられる方法を選びましょう。
家族で一緒に取り組むと習慣化しやすい
食料備蓄は、家族全員で取り組むことで習慣化しやすくなります。例えば、買い物に行く際に一緒に備蓄品を選んだり、備蓄食料を使った食事を試してみたりするのもいいでしょう。お子さんも一緒に楽しみながら防災意識を高められます。
備蓄におすすめの食料で災害に備えよう
この記事では、備蓄食料のおすすめについて解説しました。災害時にはライフラインが止まり、食料の確保が難しくなるため、最低3日分は備蓄しておく必要があります。スーパーで手に入る身近な食品や、ローリングストックを取り入れることで、無理なく備えを進められるでしょう。
今から備えることで、いざという時に「あの時備えていてよかった」と心から思えるはずです。後悔という二文字を未来から消し去り、大切な家族の命と笑顔を守るために、今日から行動してみませんか。 きっと、その一歩が大きな安心につながります。

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