【防災】カセットコンロがあれば避難中でも温かい食事!注意点も

防災グッズ

「防災用にカセットコンロって必要?」
「非常食があれば大丈夫じゃないの?」
そんな疑問をおもちの方に、この記事ではカセットコンロで避難中でも温かい食事がとれるメリットや注意点をくわしく解説。この記事を読めば、カセットコンロの必要性が分かり、防災対策への一歩を踏み出すモチベーションが出てくるでしょう。記事を読んで、カセットコンロで「もしも」に備えましょう!

この記事を読んでわかること

・カセットコンロの必要性がわかる
・災害時に活躍するおすすめのカセットコンロがわかる
・カセットコンロの代わりに「電気コンロ+ポータブル電源」も選択肢の一つ

【BLUETTI JAPAN】でポータブル電源を購入する

【防災】カセットコンロで温かい食事がとれるメリット

災害時にカセットコンロがもたらす、温かい食事による大きな利点を解説します。それは心と体に安らぎを与えます。

心身ともに温まる食事を食べられる

災害時、電気やガスが止まると冷たい食事が続くこともあります。そんな状況下であっても、カセットコンロがあれば、温かい飲み物やスープを飲めます温かい食事は気持ちを落ち着かせ、安心感をもたらすでしょう。

厳しい避難生活において、ほっと一息つける時間は貴重です。心と体の両方を支える温もりは、困難を乗り越える力になります

「いつもの味」を食べられる安心感を得られる

避難生活という非常事態では食べなれた「いつもの味」は格別です。カセットコンロがあれば、簡単な調理が可能になり、レトルト食品を温めたり、インスタントラーメンを作ったりできます。慣れ親しんだ味は、不安な気持ちを和らげ、日常を思い出させてくれます特に子どもや高齢者がいるご家庭では、精神的な支えになるでしょう。

調理の幅が広がり、避難生活の質が向上する

調理の選択肢が大きく広がるのもカセットコンロのメリットです。お湯を沸かすだけでなく、炒め物や簡単な煮込み料理も作れます。限られた食材でも、温かい料理にするだけで満足感が変わります。栄養バランスを考えた食事も工夫次第で可能です。

単調になりがちな避難生活において、食事のバリエーションは避難生活の質を底上げし、前向きな気持ちを保つ助けになります。豊かな食は、生きる力につながるでしょう。

災害時でも役立つおすすめのカセットコンロ3選


ここではもしものときでも役立つカセットコンロを3つ紹介します。

アイリスオーヤマ製カセットコンロ

コスパのいい商品をたくさん作ってくれているアイリスオーヤマのカセットコンロです。
このカセットコンロのメリットは最低限の性能をしっかり担保しつつ、コンパクトでデザイン性が高いところにあります。

「カセットコンロのデザインにもこだわりたい」
という方には特におすすめしたい商品です。そんなアイリスオーヤマ製カセットコンロのおすすめポイントを紹介します。

  • カラーが選べて、しかも、どれもおしゃれ

シックでモダンな「アッシュネイビー」
カセットコンロなのにどこか可愛い「スモークイエロー」
シンプルでどんな場所にも安心しておける「チャコール」
清潔感と爽やかさが魅力の「オフホワイト」
ナチュラルテイストが好きな人にぴったり「オリーブグリーン」
きっとどれか一つは「これがいい!」と気に入ったものがあったのではないでしょうか。

  • コンパクトで場所を選ばず使用できる

アイリスオーヤマのカセットコンロは一般的なカセットコンロよりもひと回り小さく、置き場所に困らない点もメリット。

大きさ比較

アイリスオーヤマ製カセットコンロ・・・幅22.7㎝ × 奥行20㎝ × 高さ11.4㎝
一般的なカセットコンロ・・・幅33.3㎝ × 奥行25.7㎝ × 高さ84㎝

また、このコンパクトさがデザイン性をより強調してくれてます。


デザイン性と利便性を兼ね備えつつ、火力の強さと安全装置も加わって、3,000円前後で買えるので、コスパは文句なしの商品といえます。さすがアイリスオーヤマさん。
難点を挙げるとすれば収納ケースがついていない点です。専用ケースがないと災害時の衝撃に対する対策ができないので、不安な方はなにかしらカバーをしておくのがおすすめです。

イワタニ カセットフー 達人スリムプラス CB-TS-PLS

カセットコンロ大手のイワタニ製の「達人スリムプラス」です。達人スリムプラスのメリットは機能性と携帯性に優れている点です。

  • 日常でも非常時でも助かる効率的な燃焼機能

ムダ火を抑制する「タテ型バーナー」やボンベを適度に暖めて効率よくガスを使用できるようになる「ヒートパネル」がついています。これにより、季節関係なくどんな環境でもカセットコンロの性能をしっかり引き出せます

  • 携帯性と保護力が格段に上がる専用ケース

達人スリムプラスには専用ケースが付属しており、持ち運ぶ際に非常に便利です。また、もしものときもケースが衝撃から守ってくれるので、「いざというときに使えない」という可能性が低くなります。

これらのメリットの他にボンベも3本付属しています。届いたその日から使えるうえ、災害に備えたボンベのストックもできるのも非常にうれしいところです。

イワタニ カセットフー タフまる CB-ODX-1

次に紹介するのはイワタニ製の「タフまる」です。その名前のとおり頑丈さがウリのカセットコンロです。

  • 屋外でも使える炎が消えにくい設計

風から炎を守る「ダブル風防ユニット」、炎の高さを低くすることで風に当たりにくくする「多孔式バーナー」があることで、屋外でも炎が消えにくくなっています。どんな環境でも安定した火力を出せるのは忘れがちではありますが、とても大事なポイントです。

  • 専用ケースで災害に強くなる

専用ケースがあれば持ち運びしやすくなるだけでなく、災害が起きてもカセットコンロ本体を衝撃から守ることができます。災害用に購入する場合は、「もしものときに使えない」と後悔しないために必須アイテムとなるでしょう。

  • 選べるプレート付き

タフまるのうれしいポイントとして好きなプレートを一つ選べるというのもあります。焼肉プレートや鉄板焼プレート、たこ焼きプレートなど全5種類から選べます。ふだん使い用としても、災害用としても、プレートが増えれば料理のバリエーションが増えるので、ありがたいですよね。

タフまるにもボンベが3本付属しているため、届いたその日から防災用のストックとして機能します。「災害用として本格的なカセットコンロがほしい」そんな方にイワタニのタフまるはおすすめです。

【防災】カセットコンロの注意点

カセットコンロは便利ですが、使う際には注意が必要です。安全に活用するためのポイントを説明します。

避難所での使用は可能?

避難所での火気使用は、原則として禁止されている場合が多いです。カセットコンロも例外ではありません。避難所のルールや管理者の指示に必ず従ってください。また、指定された炊き出し場所など、許可されたエリアでのみ使用できる可能性があります。事前に自治体のハザードマップや避難所運営マニュアルを確認しておくのが大切です。

カセットコンロは基本的には自宅での避難生活や、屋外での使用を想定して準備するのが現実的かもしれません。安全第一で行動しましょう。

安全に使うための注意点

カセットコンロを安全に使うには、いくつかの注意点を守る必要があります。

まず、換気を十分に行ってください。一酸化炭素中毒のリスクがあります。

次に、コンロを覆うような大きな調理器具は使わないようにしましょう。ボンベが過熱し、爆発する危険があります。また、コンロを2台以上並べて使うのも避けてください。熱がこもりやすくなります。

取扱説明書をよく読み、正しい使い方を心がけることが大切です。少しの注意で事故は防げます。

保管方法とボンベの備蓄

カセットボンベには使用期限があります。一般的に製造から約7年程度といわれています。期限切れのボンベは使用しないでください。

保管場所は、直射日光や高温多湿を避け、風通しの良い冷暗所が適しています。サビを防ぐことも重要です。

備蓄本数の目安は、1人あたり1週間で3~6本程度とされています。家族構成や使い方を考慮して準備しましょう。ローリングストック法で定期的に消費し、買い替えるのがおすすめです。計画的に活用し、「いざという時に使えなかった」なんてことにならないように気をつけましょう。

 

【防災】カセットコンロの選び方

災害時に役立つカセットコンロを選ぶためのポイントを紹介します。ふだん使いとの両立も考えてみましょう。

ふだん使いもできるタイプ

防災専用としてだけでなく、ふだんから使えるカセットコンロを選ぶと無駄がありません。鍋料理や焼肉など、日常の食卓で活躍するタイプがおすすめです。

キャンプやバーベキューなど、アウトドアで使えるタフなモデルもあります。ふだんから使いなれておけば、いざという時もスムーズに操作できて困りません。

このように日常に溶け込む防災が理想です。これは「備えない防災」フェーズフリーにもつながる考え方です。

災害時に役立つ機能

防災用途を考えると、いくつか便利な機能があります。風に強い「風防付き」モデルは、屋外での使用や、少し開けた窓際での調理に役立ちます。また、火力を最後まで維持しやすい「ヒートパネル(加温装置)」付きもおすすめです。低温時でも安定した火力を得やすくなります。さらに、「圧力感知安全装置」など、安全機能が充実しているかも確認しましょう。持ち運びに便利な専用ケース付きだと、保管や移動が楽になります。機能性も重視しましょう。

燃料の種類と調達性

カセットコンロの燃料は、カセットガスボンベ(CB缶)が一般的です。CB缶はスーパーやコンビニ、ホームセンターなどで手軽に購入できます。入手しやすい点が大きなメリットといえるでしょう。メーカーによっては専用ボンベの使用を推奨しています。安全のため、コンロ本体と同じメーカーのボンベを使うのが基本です。アウトドア用のOD缶を使うタイプもありますが、CB缶ほどの普及率はありません。燃料の確保しやすさも考慮しましょう。

電気コンロ+ポータブル電源という選択肢も

ここまでカセットコンロのメリットやデメリットについて解説してきました。ここからは、火を使わない調理方法として、電気コンロとポータブル電源の組み合わせも実はとても便利だという点について解説していきます。

電気コンロ+ポータブル電源のメリット

電気コンロとポータブル電源の組み合わせには、カセットコンロとは異なる利点があります。

火を使わない安心感

電気コンロは火を直接使わないため、火災のリスクが低いといえます。一酸化炭素中毒の心配もありません。特に小さな子どもやペットがいるご家庭、閉め切った室内での使用には安心して利用できるのはうれしいポイントですね。

操作も比較的簡単で、安全機能が充実した製品も多いです。火の取り扱いに不安を感じる方にとっては電気コンロの安心感は頼もしく感じられるでしょう。

ガスより電気のほうが復旧が早い傾向があるから

大規模災害時、ライフラインの復旧順序は状況によります。しかし、一般的に電気はガスよりも早く復旧する傾向があり、一般的に電気は一週間前後、ガスは早くて1ヶ月前後といわれています。

電気が復旧すれば、電気コンロの通常使用やポータブル電源の充電が可能となります。このように長期的な視点で見ると、電気をエネルギー源とする方が便利な場面が多そうです。ガスが復旧するまでの「つなぎ」として、電気コンロとポータブル電源は活躍してくれるでしょう。

ライフライン復旧まで数ヶ月!?優先すべき備えは「水」でした

電気コンロのほうが持ち運びやすい

電気コンロ(特にIHクッキングヒーター)は、カセットコンロと比較して、薄型で軽量なモデルが多いです。避難場所への移動や限られたスペースでの使用を考えると、コンパクトに収納できて持ち運びも容易なものが非常に便利です。

電気コンロのほうが掃除しやすい

IHクッキングヒーターなどの電気コンロは、トッププレートがフラットなものが主流です。そのため、吹きこぼれなどの汚れもさっと拭き取るだけで済みます

一方、カセットコンロは五徳などの凹凸があるので、お手入れが少し面倒です。清潔さの維持のしやすさは健康管理と時短の両面からも重要です。

ポータブル電源があればさまざま電化製品が使用可能に

ポータブル電源は、電気コンロだけでなく、さまざまな電化製品の電源として活用できます。スマートフォンの充電、照明器具、小型の暖房器具、情報、収集のためのラジオなどです。もちろん電気コンロも例外ではありません。

災害時において、電力確保は生活の質を大きく左右します。ポータブル電源があれば、調理以外の場面でも活躍し、より快適で安心な避難生活を送る助けとなるでしょう。電力は現代生活の基盤といえます。

電気コンロ+ポータブル電源のデメリット

一方で、電気コンロとポータブル電源の組み合わせにはデメリットもあります。

電気コンロ対応の調理器具が必要

IHクッキングヒーターの場合、IH対応の鍋やフライパンが必要です。カセットコンロのように、基本的にどんな素材の調理器具でも使えるわけではありません。

手持ちの調理器具が使えない可能性があります。防災用に新たに揃える場合は、その分のコストも考慮する必要があります。アルミ製や土鍋などは使えないことが多いため、事前に確認しておくことが大切になります。

電力容量に制限がある

ポータブル電源には蓄えられる電力容量に限りがあります。電気コンロは消費電力が比較的大きいため、使用できる時間が限られるのが難点。高火力で長時間調理するには、大容量のポータブル電源が必要になるのです。

容量が小さいと、短時間しか使えなかったり、他の電化製品と併用できなかったりするため、予算と必要な容量のバランスを考えることが重要です。

ポータブル電源の価格

ポータブル電源は、容量や性能によって価格が大きく異なります。特に大容量モデルは、カセットコンロと比較して初期費用が高額になる傾向があります。しかも、電気コンロは消費電力が大きいため、相性がいいのはその大容量モデル。

予算に限りがある場合は、導入のハードルが高いと感じるかもしれません。費用対効果を十分に検討したうえで、無理のない範囲で選びましょう。

充電の必要性

ポータブル電源は、使用するために事前の充電が必要です。停電が長期化した場合、充電手段がなければ使えなくなってしまいます。太陽光パネルがあれば日中に充電できますが、天候に左右されます。

定期的に充電状態を確認し、管理する手間も発生します。とはいえ、それはガスコンロも同じ。
「いざという時に使えなかった」
そんな後悔をしないためにも、定期的なチェックをしておきましょう。

カセットコンロがあれば避難中でも温かい食事を食べられる

この記事ではカセットコンロの防災における必要性や注意点を解説しました。

ライフラインが止まっても、カセットコンロがあれば温かい食事がつくれます。それは、不安な心を温め、明日への活力を与えてくれるでしょう。

電気コンロも有力な選択肢のひとつです。ポータブル電源とセットではありますが、ガスが復旧しない状況においてはカセットコンロ以上の利便性を発揮してくれるでしょう。

コンロひとつで、「もしも」の時の食卓が、心強い希望の場に変わります。

「あのとき備えておけばよかった」と後悔しないために、今日からできる備えを始めませんか。未来のあなたと家族を守る、確かな一歩になります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました